Snagit(Windows):SnagPriv.exeが起動しない

問題

Snagitが起動時にこのエラーを表示します: SnagPriv.exeを開始できません

snagIt_error.png

解決策

パソコン

パソコンで、SnagPriv.exeを変更して管理者として実行します。

  1. Snagitインストールディレクトリを開きます。デフォルトでは、インストールディレクトリは次のとおりです: C:\Program Files\TechSmith\

    Snagit 13以前の場合、64ビットコンピューターでは、デフォルトのインストールディレクトリは C:\Program Files(x86)\TechSmith\ です。

  2. Snagitフォルダーを開きます。
  3. SnagPriv.exe を見つけ、右クリックして「 プロパティ」>「互換性」を選択します。
  4. 「このプログラムを管理者として実行する」 を選択し、 「適用する」 をクリックします

IT部門/管理者

組織内の複数のユーザーにこの問題が発生している場合、サードパーティ製品との互換性の問題、またはEXEの起動を妨げるセキュリティポリシーが存在している可能性があります。

理由1:TechSmithアップローダーサービスを開始できません

SnagPriv.exe実行ファイルは、TechSmithアップローダーサービスを開始しようとします。ログインしているユーザーにこのサービスを開始する権限がない場合、このエラーが発生する可能性があります。大概の場合、TechSmithアップローダーサービスは不要であり、安全に削除できます。TechSmithアップローダーサービスの使用目的と削除方法については、 こちらのサポート記事をご覧ください

理由2:サードパーティ製品との競合

サードパーティ製品のセキュリティポリシーおよびソフトウェアによっては、このエラーが発生する場合があります。潜在的な競合を排除するために、セキュリティソフトウェアを一時的に無効にします。これらのプログラムがこの問題を引き起こした事例がいくつかございます。

  • ソフトウェアを委託する

ここに表記されていないサードパーティのプログラムを特定された場合は、 当方の記録を更新いたしますので、 サポートチケットを当方へご提出ください。

理由3:CRLを確認できない

これは、Microsoftが有効な証明書を確認するために使用する特定のレジストリキーの値が無効であることが原因となっている可能性があります。問題のレジストリキーは次のとおりです: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WinTrust\Trust Providers\Software  Publishing この設定は、 コントロールパネル>インターネットオプション>詳細設定でも検索できます。

この設定は、お客様の作業環境内で許容できるものであることを内部セキュリティチームと確認されることをお勧めいたします。

「State」キーは、こちらのMS KB記事にあるように、 ソフトウェア 開発者の証明書失効一覧を確認できるよう、0x00023c00に設定されていることが必要となります。  このレジストリーキーが0x00023c00以外に設定されている場合、エラーが発生する可能性があります。

.NETのアップグレード、Windowsの更新、グループポリシーの更新など、複数の操作によりこのキーの値が誤って変更される場合があることが判明しております。

理由4:デジタル署名を検証できない

コンピューターが実行ファイルのデジタル署名を検証できない場合、起動は失敗します。署名が検証できるかどうかを確認するには、次の手順を実行してください。

  1. Snagitインストールディレクトリーを開きます。デフォルトでは、インストールディレクトリは以下のとおりです。C:\Program Files\TechSmith\

    Snagit 13以前のバージョンの場合、64ビットのコンピューターではデフォルトのインストールディレクトリは C:\Program Files (x86)\TechSmith\ です。

  2. Snagitフォルダーを開きます。
  3. SnagPriv.exe を検出し、右クリックして 「プロパティ」>「デジタル署名」を選択します。
  4. 一覧から署名を選択して「詳細」をクリック します。この詳細ウィンドウに、このデジタル署名の検証状況が表示されるはずです。
    2018-06-06_13-58-35.png

成功例:

checkok.png

失敗例:

checkfail.png

署名を検証できない場合は、コンピューター自体または環境内でその検証が防御されている可能性があります。

提案

まずはお客様の社内のITおよびセキュリティチームと相談されてから、これらの提案を試みてください。

  1. DigiCertルートCAが環境内にインストールされ、信頼されていることを確認してください。
  2. 証明書のチェーン全体がパソコンにインストールされ、信頼されていることを確認してください。これは、「デジタル署名の詳細」ウィンドウで 「証明書の表示」>「証明書パス」を選択することでご覧いただけます
  3. このアップデートが システムにインストールされていることをご確認ください
  4. 署名の検証を防御している内部ポリシーがあるかどうかを社内セキュリティチームにお問い合わせください。
  5. ルート証明書を 再インストールします。
  6. Microsoftサポートに連絡してください。