ディスプレイと DPI の関係
コンピュータの画面と画像はピクセル単位で測定され、Snagit on Mac は画面を実際のピクセルのサイズでキャプチャします。その画像が印刷される時、これらのピクセルはインチで測定される印刷範囲に振り分けられます。この振り分けの計算結果がドット (ピクセル) パー インチ
(dots per inch)
として知られる「DPI」です。
ほとんどのコンピュータ画面の DPI 値は印刷ページよりも低く、古いコンピュータ画面は 72 また 96 DPI の場合もあります。最近の LCD 画面では、多くの場合 120 - 140 の間の DPI になっています。一方、レターサイズの標準の印刷解像度は 300 DPI です。
例えば、13 インチの MacBook Pro は 1280 x 800 ピクセルの画面サイズで、全画面キャプチャを 300 DPI で印刷すると、41/4 x 2 2/3 インチ となります。これは、物理的な画面 (13 インチ) の寸法よりも小さくなります。アメリカのレターサイズ用紙は、300 DPI (8 1/2 x 11 インチ) では 2550 x 3300 ピクセルの画像サイズを必要とするため、ほとんどのコンピュータ ディスプレイよりかなり大きくなります。
サイズ変更と変換
印刷用の画像を用意する場合、300 DPI などの特定の解像度に設定する必要があります。Snagit on Mac は画像サイズの変更はできますが、画像の DPI を直接設定することはできません。Apple Preview や Adobe Photoshop などの画像編集ソフトは DPI を設定することができます。
Snagit on Mac でキャプチャ画像を大きくするには、[
Edit
] (編集) メニューから[
Resize Imase
] (画像のサイズ変更) コマンドを使用します。指定したサイズまたはパーセンテージでサイズを変更することができます。キャプチャ画像のサイズを変更すると、画像がぼやけたり、ピクセル化することがあるので、画質の出力テストをすることをお勧めします。
DPI を設定する必要がある場合、[
File
] (ファイル) メニューから [
Save as
] (名前を付けて保存) を選択して、新規ファイルを作成します (印刷するファイルには、TIFF や JPEG 形式を使用します)。そして保存後に、その画像ファイルを Preview または PhotoShop で開きます。Previewでは [
ツール
] > [
サイズを調整
] 、Photoshop では [
イメージ
] > [
画像解像度
] から行います。
オフセット印刷機で使用する画像は、コンピュータのディスプレイに使用される RGB (レッド、グリーン、ブルー) を使用するよりも、むしろ CMYK (シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック) カラーモデルを使用する必要があります。Snagit on Mac や Preview は RGB から CMYK へ画像を変換することはできません。これには PhotoShop などの高度な画像編集ソフトが必要になります。
Snagit で印刷する
Snagit はキャプチャ画像を直接印刷することもできます。Snagit on Mac はページを基準にしたプログラムではないため、ページ レイアウトやサイズをコントロールする機能はありません。プリンターによっては、ページ設定または印刷のダイアログで画像を拡大縮小またはページ サイズに合わせるオプションがありますが、これはプリンターの製造業者のドライバーにより異なります。印刷レイアウトのコントロールには、キャプチャ画像を Word や Pages、InDesign などのページを基準としたプログラムから印刷すると良いでしょう。
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