問題
ビデオのファイル サイズを小さくするには、どのように制作しますか?
解決策
ファイル サイズは、様々な要素により影響を受けます。この FAQ では、ビデオとオーディオの品質を最大限に保ちながら、ファイルサイズを縮小化するためのヒント、および一般的な作成方法を説明します。
要素 1: ビデオ形式
一般的に多くの場合、 MP4 (H.264 コーデック) 形式 でビデオを制作することで、最小のファイルサイズで高画質のビデオを作成できます。 MP4 は、特に Web での公開用のビデオを制作する際に多く使用されます。MOV 形式は、他の用途で使用されますが、より大きなファイル サイズで制作されます。Camtasia Mac 版 のデフォルトの制作形式は、 MP4 です。
要素 2: ビデオの画面サイズ (横x縦のピクセル=解像度)
ビデオの画面サイズ(解像度)が大きくなるほど、ファイル サイズも著しく大きくなります。1280 (幅) x 720 (高さ) ピクセルを超えないビデオの画面サイズにすることをお勧めします。 どうしても必要な場合を除き、全画面での録画をしないようにします。
または、全画面で録画後、編集でズームとパン機能を使用します。ズームとパン機能を使用することで、ビデオ画面サイズを縮小しながら、画面上の特定の部分を明確に表示できます。
その他の方法としては、画面上の操作内容を録画する前に、パソコン画面の解像度を小さくする方法があります。
また、タイムライン上にビデオを追加する際、ビデオの画面サイズを小さくするには、Camtasia for Mac の場合、[ Edit ] (編集) > [ Project Settings ](プロジェクト設定)オプションから設定します。
要素 3: ビデオ内の動きの多さ
ビデオ内の動きが多いほど、ファイルサイズも大きくなります。 例えば、動きの非常に少ないプレゼンテーションスライドの録画は、実写のビデオをパソコン画面で再生して録画した場合よりも、ファイルサイズがより小さくなります。 可能な場合は、録画中、ウィンドウや画面をドラックして移動することを極力無くし、PowerPoint 上の動きの多いアニメーションを制限します。またビデオの動きに関しては、MP4 形式で制作するとファイルサイズをより小さくできます。
要素 4: オーディオの種類
通常、オーディオを圧縮しなくても、ビデオの視聴者が認識できるほど音質に違いがあることは稀です。そこで、ビデオ制作の際にオーディオを圧縮することで、ファイルサイズを小さくできます。音質が重要になる音楽用のビデオ(コンサートなど)を画面録画するのでない限り、(ステレオでなく)モノラルでオーディオを録音し、編集作業が完了後、オーディオを圧縮してビデオを制作します。デフォルトの MP4 形式は、AAC オーディオ圧縮を使用しているので、音質が悪くなることなくファイルサイズを小さくできます。
要素 5: フレームレート
フレームレートとは、ビデオで毎秒何フレーム(コマ)を表示するかということです。[ カスタム制作設定オプション ]では、毎秒 1 から 60 フレーム( fps) の間で設定できます。デフォルトは 60 fps で、これは実写のビデオに適していますが、ほとんどの Camtasia ユーザーにとってコンピューター画面を録画する場合、15 fps が一般に十分な設定です。PowerPoint プレゼンテーションのような動きの少ない内容を録画している場合、fps を下げることで、ファイル サイズをわずかですが小さくすることができ、視聴者にもその変化を気づかれることもありません。フレームレートは、[ Share ](共有) > [ Local Fines ] (ローカル ファイル)オプションで設定します。
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